コンピューターを使っていて、突然画面にエラーメッセージが出現してどういう対処をしていいかわからなかったことはないでしょうか。
エラーメッセージが出てもコンピューターが致命的な損傷を負うことはまずありませんが、ときには深刻な症状が現れていることもあるので注意が必要です。
ここでは頻度の高いエラーメッセージのなかでも、注意してもらいたいものをまとめてあります。
エラーメッセージの原因を理解し、正しい対応をしましょう。
種 類 | エラーメッセージ | 説 明 | 危険度 |
システム関連 | 問題が発生したため、***を終了します。 | アプリケーションソフトを使用しているときに、そのアプリケーションソフトに何らかの不具合が起こり、これ以上作業を続けるのが困難な場合に表示されます。アプリケーションソフトは強制終了し、自動保存機能がない場合には、作業中のデータは破棄されます。 →アプリケーションソフトを再起動してください。 | ★★★ |
ほかのユーザーがこのコンピュータにログオンしています。 | コンピューターを終了しようとしたときに、同じコンピューター上で他のユーザーがログオンしていたり、ネットワーク上でフォルダーを共有している場合に表示されます。 →ユーザーを切り替えて、ログアウトしてからコンピューターを終了してください。 | ★ |
このプログラムからの応答がありません。 | 使用中のアプリケーションソフトが停止し、動作していない場合に表示されます。 →しばらく待ってもアプリケーションソフトが動作しない場合は、タスクマネージャでアプリケーションソフトを終了してください。 | ★★ |
このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。 | アプリケーションソフトを使用しているときに、そのアプリケーションソフトにエラーが起こり、これ以上作業を続けるのが困難な場合に表示されます。アプリケーションソフトは強制終了し、自動保存機能がない場合には、作業中のデータは破棄されます。 →アプリケーションソフトを再起動してください。 | ★★ |
システムがビジー状態か、または不安定になっています。 | アプリケーションソフトやプログラムが必要以上にメモリを消費してしまった場合などに、システムが命令を処理しきれなくなり、不具合が起こってしまったときに表示されます。 →このメッセージが表示されているときにはWindows自体が適切に動かないので、リセットボタンを押して再起動するか、電源ボタンを押して電源を切ってください。 | ★★★ |
内部エラーにより、ウィンドウが1つ強制終了されます。 | Windowsのシステムにエラーが起こり、正しい処理ができなくなった場合に表示されます。 →メッセージの[OK]をクリックして起動しているアプリケーションソフトのデータを保存した後、ただちに再起動してください。 | ★★ |
必要なDLLファイル***.DLLが見つかりませんでした。 | アプリケーションソフトが使用するはずのDLLファイルが、見つからない場合にこのメッセージが表示されます。 DLLファイルは、アプリケーションソフトが共通して使用する関数をまとめたファイルで、このファイルがないとアプリケーションソフトは正常に動作しません。→アプリケーションソフトを再インストールしてください。 | ★★ |
メモリ不足のため、このプログラムを実行できません。 | アプリケーションソフトを複数起動していたり、アプリケーションソフトのウィンドウを複数開いていると、多くのメモリを消費します。その結果メモリ不足になると、このようなメッセージが表示されます。 →起動中のアプリケーションソフトを順次終了させて、アプリケーションソフトを実行するメモリを確保してください。それでもこのメッセージが出る場合は、Windowsをいったん再起動してください。 | ★★ |
Active Desktopの修復。 | デスクトップの調子がおかしくなったときに、不意に真っ白な「Active Desktopの修復」画面が現れます。 →画面の指示に従って操作するとデスクトップ画面が修復され、もとの状態に戻ります。修復が終わったあとは正常に動作しますが、安全のためにも一度再起動してから使うようにしてください。 | ★★ |
例外***が発生しました。 | Windowsが想定していないエラーが起こったときに表示されます。 →回復は不可能なので再起動してください。自動保存機能がない場合は作業中のデータは破棄されます。 | ★★★ |
Windows保護エラーです。 | Windowsの起動時に起こることのあるエラーです。コンピューターに接続している機器の制御がうまくいっていない可能性が考えられます。 →エラーの中でも危険度が高いので、メーカーに問い合わせてください。 | ★★★ |
これらの変更を有効にするには、コンピュータを再起動する必要があります。 | Windowsの設定を変更したり、アプリケーションソフトのインストール後に表示されます。 →[はい]をクリックして再起動すれば、設定が有効になります。 | ★ |
ファイル***はプログラムです。 ゴミ箱に移動してもよろしいですか? | プログラムファイルを削除しようとしているときに表示されます。 →削除していいか判断できないときは、[いいえ]をクリックして、削除を中止してください。 | ★ |
ディスク/ ファイル関連 | ドライブCのディスクがいっぱいになりました。 | WindowsがインストールされているHDD(Cドライブ)の空き容量が少なくなってきたときに表示されます。この状態ではWindowsやアプリケーションソフトの動作が不安定になります。 →不要なアプリケーションソフトやファイルを削除してCドライブの空き容量を増やしてください。 | ★★★ |
ファイル名には次の文字は使えません。 ¥ / ; : , * ? " < > | | ファイル名を設定する際、使用できない文字を入力するとこのメッセージが表示されます。 →ファイル名を変更してください。使用できない文字は11種類あり、半角文字で、「¥」「/」「;」「:」「,」「*」「?」「"」「<」「>」「|」です。 | ★ |
拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。 | ファイル名を変更する場合、拡張子まで変更するとこのメッセージが表示されます。拡張子には、アプリケーションソフトが関連付けされているので、変更すると、ファイルのクリックでアプリケーションソフトを起動できなくなります。 →拡張子を変更しないときは[いいえ]をクリックしてください。 | ★ |
***は既に存在します。 上書きしますか? | ファイルを移動したとき、移動先に同じ名前のファイルがあると表示されます。 →一度上書きしてしまうと、ファイルはもとに戻らないので、少しでも不安がある場合は[いいえ]をクリックして、別名で保存してください。 | ★ |
インターネット 関連 | セキュリティで保護された接続でページを表示しようとしています。 | パスワードやクレジットカードの番号など重要な個人情報を入力する場合、通信内容を暗号化し、その情報を保護する方式にするときに表示されます。 →個人情報を守るため、[はい]をクリックしてください。 | ★ |
ランタイムエラーが発生しました。デバッグしますか? | 表示しようとしたページの記述が間違っているときに起こるエラーです。 →ホームページの管理者でなければ直せないので、[いいえ]をクリックしてください。 | ★ |
インターネットへ情報を送信するときに、ほかの人から情報を読み取られる危険性があります。 | インターネットでホームページを開くときなどに表示されます。通常の通信方式であれば、重要な情報でなくても表示されます。 →「今後、このメッセージを表示しない」にチェックを付ければ、以降表示されません。 | ★ |