1台のコンピューターを複数のユーザーで使用する場合、ユーザーごとに「アカウント」を作成することで、お互いに干渉せずにコンピューターを利用することができます(→「ユーザーを切り替える」)。さらに、アカウントごとにパスワードを設定する(→「ユーザーパスワードを設定する」)ことができます。
この「ユーザーアカウント」には、「管理者(Administrator)」「標準ユーザー」「Guest」の3種類があります。
- 管理者 ・・・ Windowsをセットアップするときに作成するアカウントで、コンピューターを管理する権限を持っています。アプリケーションソフトのインストールやユーザーアカウントの作成/削除、すべてのファイルへのアクセスなど、コンピューターのすべての機能を実行することができます。
- 標準ユーザー ・・・ 通常のWindowsやアプリケーションソフトの操作を行うことができます。しかし、アプリケーションソフトのインストールやユーザーアカウントの作成/削除やWindowsシステムの変更など、ほかのユーザーに影響を及ぼすコンピューターの操作を行うことはできません。
- Guest ・・・ コンピューターを一時的に使用するユーザーのアカウントです。機能は「標準ユーザー」と同じです。
管理者と標準ユーザーの違い
操 作 | 管理者 | 標準ユーザー |
アプリケーションソフトやドライバーのインストール/アンインストール | ○ | × |
Windowsシステムの設定 | ○ | × |
ほかのアカウントのファイル/フォルダー表示 | ○ | × |
アカウントの作成/削除 | ○ | × |
ほかのアカウントの設定変更 | ○ | × |
自分のアカウントの画像設定 | ○ | ○ |
自分のパスワードの作成/変更/削除 | ○ | ○ |
※一部の操作は、標準ユーザーでも管理者のパスワードを入力すると実行することができます。
※標準ユーザーを使用すると、ほかのユーザーに影響するような変更を実行できなくなるため、コンピューターの保護に役立ちます。日常の作業には標準ユーザーを使用することをおすすめします。

ユーザーアカウント制御機能
アプリケーションソフトのインストールやセキュリティーの設定など、ほかのユーザーにも影響を与える設定や変更を行う場合には、確認や管理者のパスワード入力を求める「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
※Windows 7で表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」にしている場合は[ユーザーアカウント]をクリックした後、[別のアカウントの管理]をクリックします。
アカウント名の変更、パスワードの作成、画像の変更などを行うには、「アカウントの作成方法」の手順3の画面で、変更するアカウントをクリックし、「アカウントの変更」画面で設定します。