HDD/SSDが2台以上の構成で、リカバリーDVDを使用してWindowsを再インストールする場合は、再インストールの前に作業が必要です。
※次の場合、本コンテンツの作業は不要です。そのまま再インストールを行ってください。
・1台目(SATA0) + 2台目(SATA1)でRAIDが構成されている場合
・4台でRAID10が構成されている場合(RAID10対応機種のみ)
現象
HDD/SSDが2台以上の構成で、リカバリーDVDを使用してWindowsを再インストールする際、「Windows のインストール場所を選択してください。」と表示されるパーティション一覧の画面にて、HDD/SSDの順番が入れ替わって表示される場合があります。
この現象により、Windowsの再インストールを行いたくないHDD/SSDをフォーマットし、データが失われる可能性があります。
Windows 7の場合
HDD/SSD(2台以上)の認識順位が実際の順序と異なっている場合、「回復ツールを選択してください」と表示された画面で[Windowsの再インストール]をクリックすると、「ディスク認識番号警告」画面(ディスク認識番号がBIOSとWindowsで異なります／ディスク認識番号 ： * 番目)が表示されます。[OK]をクリックすると先に進みます。
【現象発生時の状況(例)】
- 構成
- HDD1 ： 120GB(パーティションA/消去禁止領域)
- HDD2 ： 250GB(パーティションB)
- 画面上の表示
| 正常な状態 |
本現象発生時の状態 |
[ディスク0 パーティションA] ← HDD1
[ディスク1 パーティションB] ← HDD2 |
[ディスク0 パーティションB] ← HDD2
[ディスク1 パーティションA] ← HDD1 |
※見た目では判別することは困難です。
【「Windows のインストール場所を選択してください。」と表示されるパーティション一覧の画面】
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原因
Windows Vista / Windows 7のリカバリーシステムがUEFI/BIOS上で認識されている順番ではなく、リカバリーシステム自身がプラグアンドプレイで認識した順番にて認識を行うために本現象が発生します。
本現象はWindows Vista / Windows 7の仕様となります。
この情報は下記マイクロソフト サポート技術情報に掲載されています。
マイクロソフトサポートオンライン：KB937251
件名：ディスクのドライブ番号が複数の SATA または RAID のディスクがあるコンピューターに Windows をインストールするときに、SATA のチャネル番号に対応していません
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対処方法
HDD/SSDを2台以上装着している場合は、次の方法でWindowsの再インストールを行ってください。
ユーザーズマニュアルでWindowsの再インストール手順を確認する
ユーザーズマニュアルまたはユーザーズマニュアル(補足編)の次の項目を参照のうえ、Windowsの再インストールを行ってください。
- 「ソフトウェアの再インストール」－「Windowsのインストール」-「HDD/SSDを2台以上装着している場合(HDD/SSDを2台以上装着しているときは)」
※マニュアルに記載がない場合は、「ユーザーズマニュアルにHDD/SSDの増設・交換方法の記載がある場合」をご覧ください。
ユーザーズマニュアルにHDD/SSDの増設・交換方法の記載がある場合
※お客様ご自身でHDD/SSDのケーブルを外す、または取り外すことができない場合は、「ユーザーズマニュアルにHDD/SSDの増設・交換方法の記載がない場合」をご覧ください。
- Windowsの再インストールを行わないHDD/SSDのケーブルを外す、または取り外す
- 一度起動してWindowsの再インストールを行うHDD/SSDであるかを確認する
- 必要に応じてデータのバックアップを行う
- Windowsの再インストールを行う
ユーザーズマニュアルにHDD/SSDの増設・交換方法の記載がない場合
HDD/SSDを2台以上装着している場合は、「Windowsのインストール場所を選択してください」と表示された画面で、「プライマリ」が設定されている「ディスク (0または1) パーティション 2(Windows Vista Ultimateの場合はパーティション 3)」を選択してください。
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