コンピューターを使い続けていて、「ファイルの読み込みに時間がかかるようになった」「ハードディスクドライブのアクセスに時間がかかるようになった」と感じるようになった場合、「ファイルの断片化」が起きていることがあります。ハードディスクドライブ(HDD)は、長い間使用していると、保存しているファイルの使用領域が細かく分断されてしまい、性能が低下してしまいます。このように、ファイルの使用領域が細切れになることが「ファイルの断片化」です。
「ディスクデフラグツール」は、ファイルを連続した場所に配置することでファイルの断片化を解消し、HDDのアクセス速度を改善します。ここでは、ディスクデフラグツールによる最適化を手動で実行する方法と、スケジュールを設定して定期的に最適化を実行する方法について説明します。
SSD搭載時の注意事項
SSDに対してデフラグを行うと、SSDの寿命(書き込み限界)を早める原因となるため、デフラグはできるだけ行わないことをおすすめします。HDDとは異なり、SSDはデフラグを行わなくても、データへのアクセス速度はほとんど低下しません。
※本コンテンツの内容は2019年7月時点の情報に基づいています。
手動で最適化を実行する
ディスクデフラグツールによる最適化を手動で実行する方法は、次のとおりです。
1 タスクバーのをクリックし、「エクスプローラー」画面で画面左側の[PC]を選択します。
※タブレットモードが有効になっている場合は、を長押しして表示される一覧から[エクスプローラー]を選択すると、「エクスプローラー」画面が表示されます。
2 「PC」画面が表示されるので、最適化したいドライブを任意に選択して[ドライブツール]-[最適化]をクリックします。
3 「ドライブの最適化」画面が表示されるので、最適化したいドライブが選択されていることを確認のうえ、[最適化]をクリックします。
4 「最後の実行」に「実行中...」と表示されるので、しばらく待ちます。
※HDDのサイズや状態によっては、最適化には数時間かかることもあります。
最適化の実行中に作業する
ディスクデフラグツールで最適化を実行している最中でも、ほかの作業を行うことができます。
5 「最後の実行」に実行日時が表示されたら、[閉じる]をクリックします。
これで、ディスクデフラグツールによるドライブの最適化は完了です。
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スケジュールを設定して定期的に最適化を実行する
スケジュールを設定し、ディスクデフラグツールによる最適化を定期的に実行する方法は、次のとおりです。
1 「ドライブの最適化」画面を表示し、[設定の変更]または[有効にする]をクリックします。
※「ドライブの最適化」画面を表示する方法は、「手動で最適化を実行する」をご覧ください。
2 「最適化のスケジュール」と表示されるので、[スケジュールに従って実行する]にチェックを付け、最適化を実行する頻度やドライブを任意に選択して[OK]をクリックします。
これで、スケジュールの設定は完了です。設定した頻度、ドライブにて最適化が定期的に実行されます。
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